羽アリが出て不安な方へそのシロアリ判断、このままで大丈夫ですか?大府市・名古屋市で知ってほしい「駆除」と「木造住宅の修繕」は別の話
- 坪井 真行

- 4月26日
- 読了時間: 8分
更新日:5月30日
👉 その工事、本当に必要ですか?
👉 リフォームの前にやるべきこと。
羽アリが急に出ると、
👉 「すぐ駆除しないと危ない」
👉 「床下はもうボロボロかもしれない」
👉 「全部やり直しと言われた」
そう不安になる方は少なくありません。
ですが、
👉 羽アリが出た= すぐ全面リフォームが必要
とは限りません。
実際の木造住宅では、
👉 シロアリ被害
👉 水による腐朽(木の腐り)
👉 湿気による劣化
👉 通気不足
などが複雑に重なっていることがあります。
だから本当に必要なのは、
👉 「駆除」の話
👉 「木造住宅の構造判断」の話
を分けて考えることです。
私は現役大工として25年近く、
木造住宅の現場に関わってきました。
羽アリ相談で一番怖いのは、
👉 シロアリそのもの
だけではありません。
一番怖いのは、
👉 「よく分からないまま、全部工事しかないと思い込んでしまうこと」
です。
だから真HMSでは、 先に工事ではなく、 先に判断を大切にしています。
この記事では、
👉 シロアリ駆除
👉 床下木部の傷み
👉 構造材の修繕判断
を分けて整理します。

羽アリが出たら、すぐ全面工事なのでしょうか?
結論
必ずしもそうではありません。
まず確認したいのは、
👉 本当にシロアリなのか
👉 木部がどこまで傷んでいるのか
👉 床を支える構造材へ影響しているのか
👉 今すぐ工事が必要なのか
です。
ネット情報や営業トークだけで判断すると、
👉 必要以上の工事をしてしまう
👉 本当に見るべき原因を見逃す
ことがあります。
特に大府市・名古屋市周辺でも、
👉 昔ながらの増改築住宅
👉 湿気がこもりやすい床下
👉 浴室まわりの漏水跡
👉 通気が止まりやすい間取り
など、家ごとに条件は違います。
だから、
👉 「羽アリが出たから全部危険」
ではなく、
👉 「どこまで傷んでいるのか」
を整理する必要があります。
シロアリ駆除は必要なこともあります

まず誤解してほしくないのは、
👉 シロアリ駆除そのものを否定したいわけではない
ということです。
シロアリ駆除には意味があります。
👉 今いるシロアリを減らす
👉 被害拡大を抑える
👉 再発予防をする
👉 防蟻処理をする
必要な時には、
有効で大切な処置です。
ただし、
👉 シロアリ駆除をした= 家が元通りになった
これは別の話です。
木造住宅では、
👉 「虫を止めること」
と、
👉 「構造が健全か」
を分けて考える必要があります。
実際、この写真の現場でも、
👉 「駆除だけで大丈夫」
と思われていました。
ですが確認すると、
👉 木材内部が空洞化し、
👉 表面からは見えない劣化
が進んでいました。
数字や営業トークだけでは、
この状態は分かりません。
だから真HMSでは、
👉 “虫”だけでなく、
👉 “木の傷み方”
を見ています。
シロアリは、木の中だけにいるわけではありません
多くのシロアリは、
土の中を拠点にしながら、
床下木部へ上がってきます。
だから、
👉 一度駆除した
👉 薬剤処理した
それだけで、
👉 永久に安心
👉 もう絶対大丈夫
とは言い切れません。
本当に確認したいのは、
👉 床下が湿気ていないか
👉 漏水はないか
👉 土台や大引きが傷んでいないか
👉 木材が柔らかくなっていないか
です。
木造住宅は、
湿気や水の影響でも木が傷みます。
特に名古屋周辺は、
夏の湿気が重く、
👉 「床下の空気が止まっている」
と感じる家もあります。
さらに冬は、
伊吹おろしの影響で北側が冷え込み、
👉 結露
👉 通気不足
👉 木部劣化
につながっているケースもあります。
つまり、
👉 シロアリだけ
ではなく、
👉 床下環境全体
を見る必要があります。
私が見るのは、“虫”より先に“木の傷み方”です
私は現役大工として25年近く、
木造住宅の現場に関わってきました。
そして建築士として、
家全体の構造や安全性も見ています。
羽アリ相談で本当に見たいのは、
👉 どの木材が
👉 どこまで
👉 どんな傷み方をしているか
です。
例えば、
👉 表面だけなのか
👉 内部まで空洞化しているのか
👉 荷重が掛かる部分なのか
👉 床を支える構造材なのか
で、必要な対応は変わります。
同じシロアリ被害でも、
必要な工事はまったく違います。
被害レベルで、必要な工事は変わります

羽アリ相談では、
まず床下の現状確認から始まります。
① 表面が少し食われている程度
👉 建物本体の工事は不要
👉 駆除や予防処置を検討
で済むこともあります。
② 束(床を支える部材)が傷んでいる
👉 鋼製束へ交換
👉 床下から補強
など、小工事で済むことがあります。
③ 大引き(床を支える横材)が傷んでいる
👉 床の一部解体
👉 構造材交換や補強
など、工事規模が上がることがあります。
④ 土台まで傷んでいる
👉 壁の一部解体
👉 土台の入替え
👉 周辺補修
など、本格的な木造修繕になることもあります。
つまり、
👉 シロアリ被害=全部同じ工事
ではありません。
実際の現場でも、原因はシロアリだけとは限りません
過去に大府市でご相談を受けた現場でも、
👉 「床下が傷んでいるから大がかりに直した方がいい」
と言われ、不安になっていたケースがありました。
ですが確認すると、
👉 シロアリ被害だけではなく、
👉 浴室まわりのわずかな漏水、
👉 そこから進んだ腐朽(木の腐り)
が、床下構造材を傷めていました。
この時に必要だったのは、
👉 どこまでがシロアリ被害か
👉 どこからが水による腐朽か
👉 どこまで補強で済むか
👉 どこは交換が必要か
を分けて考えることでした。
結果として、
👉 「全部やり直し」
のような話にはなりませんでした。
これが、木造住宅の判断です。
まとめ
羽アリが出たからといって、
" すぐ全面リフォーム"" すぐ大規模工事"が必要とは限りません。
本当に大切なのは、
👉 シロアリ被害なのか
👉 水による腐朽なのか
👉 構造材まで影響しているのか
👉 今すぐ工事が必要なのか
を整理することです。
木造住宅では、
「虫を止めること」と 「家を守ること」は同じではありません。
だからこそ、
👉 駆除の前に判断
👉 工事の前に確認
が大切です。
羽アリが出た時こそ、慌てて契約するのではなく、
👉 「今どこまで傷んでいるのか」
を確認することが、後悔しない第一歩になります。
【一度、立ち止まって考えてみてください】
木造住宅では、
見えている不具合だけが原因とは限りません。
シロアリだけでなく、
👉 湿気
👉 漏水
👉 床下環境
👉 木材の腐朽
などが重なっていることがあります。
👉 「まだ大丈夫」と思っている段階が、
一番判断を間違えやすいタイミングです。
👉 実際に、数万円の確認で、
やらなくていい数十万〜数百万円の工事が止まるケースもあります。
そして真HMSでは、
👉 「工事をしない」
という判断も、
立派なリフォーム判断だと考えています。

最後に必要なのは、既存住宅状況調査です
工事をするかどうかを考える時、
本当に見たいのは「築年数」ではありません。
👉 どこまで木部が傷んでいるのか
👉 構造へ影響しているのか
👉 今すぐ工事が必要なのか
そこを整理することです。
羽アリが出た時も、
見積もりを出された時も、
本当に必要なのは、
👉 既存住宅状況調査(住宅診断・ホームインスペクション)
によって、
👉 今の状態を整理すること
👉 部分補修で足りるか見極めること
👉 見積内容が妥当か考えること
です。
真HMSでは、
既存住宅状況調査を、
👉 「壊す前に判断するための調査」
として位置づけています。
もしあなたが今、工事を検討しているなら。
もしあなたが今、見積もりを取っているなら。
そのまま進める前に、
壊す前の判断材料を整理してください。
👉 今悩んでいるその工事は、
そのまま進めれば、数十万円〜数百万円の出費になります。
👉 状態を確認しないまま進めた場合、
不要な工事や、後からさらに費用がかかる修繕につながるケースがあります。
👉 そして一番大きいのは、今の段階でしかできない判断を失うことです。
👉 このまま進めますか?
👉 一度立ち止まりますか?
👉 その判断、このままで大丈夫ですか?
その工事、本当に必要ですか?
リフォームの前にやるべきことは既存住宅状況調査です。
👉 工事をするかどうかは、その後の話です。
👉 まずは今の状態を正しく知り、
お客様自身が「住宅の判断」を取り戻すことから始めてください。
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