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リフォームはどの会社に頼む?いい業者の見分け方を真剣に考えてみた

執筆者の写真: 坪井 真行
坪井 真行
6月30日
読了時間: 9分

更新日:7月1日


リフォーム会社へ仕事を頼んでも、実際に現場へ来るのは別会社の職人ということがあります。


下請け業者が施工すること自体は、悪いことではありません。


リフォームは、大工、電気、水道、塗装、内装、板金、設備など、複数の専門業者が関わって完成する仕事です。


問題は、


・誰が施工するのか

・誰が現場で判断するのか

・何か起きた時に誰が責任を持つのか

・工事後も誰が家を見守るのか


がお客様から見えないことです。


今回は、いいリフォーム業者を見分けるために、契約前に何を確認すればよいのかを整理します。


リフォーム業者を選ぶ時に確認したい4つの判断軸
リフォーム会社を選ぶ時は、価格だけでなく、施工者、現場責任者、不具合時の対応、工事後の相談体制まで確認することが大切です。

AIが教える「いい業者の見分け方」


AIへ、


「いいリフォーム業者は、どうやって見分ければいいですか?」


と聞くと、次のような回答が返ってきます。


・相見積もりを取る

・口コミや施工実績を見る

・資格や許可を確認する

・見積書の内容を見る

・担当者の対応を見る

・保証やアフターサービスを確認する


どれも大切です。


しかし、これだけでは足りません。


口コミが良くても、実際に誰が施工するのかは分かりません。


資格者が在籍していても、その人が現場を見るとは限りません。


保証があっても、不具合時に誰が原因を確認し、誰が補修や補償を判断するのかが曖昧なこともあります。


AIが教えてくれるのは、一般的な確認事項です。


実際の現場では、施工体制と責任の流れまで確認する必要があります。


まずは、多重下請け構造の現場一次情報から



私が三次請けとして実際に関わった、下請け側で約300万円だった見積もりが、お客様の前では700万円から800万円ほどになっていた現場については、

こちらの記事で詳しく整理しています。


契約した会社が現場を把握していなかった事例


元請け会社が現場を十分に確認せず、電話だけで大工へ工事を任せた現場については、

こちらの記事で整理しています。


相見積もりだけでは判断できない理由


会社ごとに工事範囲や施工方法が違えば、見積金額だけを並べても正しく比較できません。


今回は、その先です。


契約前に何を聞き、どこを見ればよいのか。


具体的な確認方法をお伝えします。


真HMSは、大府市・名古屋市周辺で、木造住宅の既存住宅状況調査、住宅診断・ホームインスペクション、リフォーム前相談を行う、現役大工×二級建築士の木造住宅専門の判断屋です。


「その工事、本当に必要ですか?」という視点から、契約前に建物の状態と判断材料を整理しています。


私自身も、施工体制を確認していなかったことがあります


数年前、ある作業を業者へ依頼した時、


「うちの若い者が行きます」


と言われました。


私は、その会社の社員か、直接管理している職人が来るものだと思っていました。


しかし、実際に来たのは別会社の作業員でした。


作業そのものに問題があったわけではありません。


ただ、私自身も、


・実際に誰が作業するのか

・不具合時の窓口は誰か

・補修や補償を誰が判断するのか


を確認していませんでした。


依頼する側も、分かったつもりにならず、施工体制と責任の流れを確認する必要があります。


下請け施工ではなく、責任の流れを確認してください


契約前に確認したいのは、下請け業者がいるかどうかではありません。


誰が現場を把握し、誰が判断し、何か起きた時に誰が前へ出るのか。


その責任の流れがお客様にも見えることが大切です。


リフォームの多重下請け構造と現場責任者が明確な施工体制を比較した図
大切なのは、下請け業者がいるかどうかではありません。誰が窓口となり、誰が現場で判断し、誰が工事後まで責任を持つのかが見えることです。

いい業者を見分けるために、何を聞けばいいのか


1.実際に施工する人は誰ですか


「実際に工事をするのは、御社の社員ですか。それとも協力業者ですか?」


と聞いてください。


「自社施工ですか?」だけでは曖昧です。


実際に誰が来るのか。


どの会社に所属しているのか。


元請け会社とどのような関係なのか。


そこを説明できるかが判断材料になります。


2.現場責任者は誰ですか


「今回の現場責任者は誰ですか?」


「想定外の状態が見つかった場合、誰が施工方法を判断しますか?」


と聞いてください。


リフォームでは、壊して初めて分かることがあります。


その時に、誰が判断し、誰がお客様へ説明するのかが重要です。


3.不具合が起きた時、誰が前へ出ますか


確認するべきなのは、


「絶対に問題は起きませんか?」


ではありません。


「問題が起きた時、誰が前へ出て対応しますか?」


です。


「工事後に不具合が出た場合、御社が窓口になりますか?」


「原因確認と補修の判断は誰が行いますか?」


と聞いてください。


「下請けに確認します」は、対応の途中です。


契約した会社が最後まで説明し、対応するのかを確認してください。


その会社は、もともと何屋なのか


同じリフォーム会社でも、その成り立ちは違います。


大工、塗装、内装、設備、設計、営業など、もともとの専門によって得意な範囲は変わります。


大工が見ている範囲


大工は、構造、床、壁、天井、建具、設備の下地、仕上げ前後の納まりなど、多くの工程に関わります。


そのため、工程同士のつながりや、完成後に見えなくなる部分を把握しやすい職種です。


ただし、大工であれば誰でも同じではありません。


どのような現場を経験し、他職種との調整をどこまで行ってきたかによって、見える範囲は変わります。


職種によって、得意な役割は違います


仕上げ業者は、内装や塗装など、それぞれの仕上げ工程に強みがあります。


設計者は、間取り、動線、法規、構造、図面化など、工事全体を計画する力があります。


私はこれまで、木造住宅の新築やリフォーム現場で、さまざまな職種と打ち合わせや調整をしてきました。


その経験から、大切なのは肩書きだけではなく、どのような現場を経験し、工程同士のつながりをどこまで見てきたかだと考えています。


大工も、経験してきた現場の幅によっては、現場全体を整理しやすい職種の一つです。


元が何屋かだけで決めてはいけません


大工が元請けだから安心とは限りません。


塗装屋が元請けだから駄目ということでもありません。


確認したいのは、


・自分の専門範囲を理解しているか

・専門外の工事を誰に確認するか

・工程同士の取り合いを誰が判断するか

・現場全体を誰が納めるか


です。


契約前に、


「御社は、もともと何の工事を中心にしてきた会社ですか?」


「今回の工事で、直接判断できる範囲はどこですか?」


「専門外の工程は、誰が確認しますか?」


と聞いてみてください。


何でもできると言う会社より、得意なことと専門外のことを具体的に説明できる会社の方が、私は信頼できると思います。


契約前に、現場責任者と話してください


可能であれば、契約前に実際の現場責任者と話してください。


確認するのは、話が上手かどうかではありません。


・現場の状態を把握しているか

・工事内容を理解しているか

・想定されるリスクを説明できるか

・追加工事の可能性を説明できるか

・専門外の工程を誰に確認するか

・問題発生時の対応を説明できるか


を見てください。


契約後でなければ会えない。


工事内容を聞いても答えられない。


すべて職人任せになっている。


そのような場合は、契約を急がなくてもよいと思います。


質問した時の反応も判断材料です


信頼できる可能性がある会社は、


・施工体制を隠さない

・分からないことは確認する

・専門外のことを無理に断定しない

・リスクを事前に説明する

・保証できる範囲を説明する


という対応をします。


反対に、


「細かいことは気にしなくて大丈夫です」


「今まで問題はありません」


「職人に任せてあります」


という言葉だけで、具体的な説明がない場合は注意が必要です。


いい業者とは、工事後も家を見守ってくれる業者


家は、一度工事をして終わりではありません。


数年後に別の不具合が出たり、以前の工事との関係を確認したりすることがあります。


その時に、家の状態や以前の工事を知っている人がいることは、大きな安心につながります。


いい業者とは、安い業者だけではありません。


家の状態を理解し、工事中に必要な判断を行い、何か起きた時に前へ出て、工事後も相談できる業者です。


契約前に、


「工事が終わったあとも、家の相談に乗ってもらえますか?」


と聞いてみてください。


良いリフォーム業者を見分けるための確認項目


契約前に、次の内容を確認してください。


・実際に施工するのは誰か

・現場責任者は誰か

・工事中の判断は誰が行うか

・専門外の工程は誰に確認するか

・不具合時の窓口は誰か

・会社はもともと何を専門としてきたか

・契約前に現場責任者と話せるか

・工事後も相談できるか


良いリフォーム業者を見分けるには、見積金額や口コミだけでなく、実際に誰が施工し、誰が現場で判断し、不具合時に誰が責任を持つのかを契約前に確認することが大切です。


真HMSが考える業者選び


真HMSでは、工事を前提に考える前に、まず家の状態と判断材料を整理することが大切だと考えています。


工事が必要なのか。


今すぐ必要なのか。


部分補修でよいのか。


どの順番で進めるのか。


誰に頼むのか。


これらを契約前に整理することで、お客様自身が納得して判断できるようになります。


住宅診断は、契約後の答え合わせではありません。


お客様に「住宅の判断」を取り戻してもらうことが、木造住宅専門の判断屋としての役割です。



住宅専門家が図面や見積書を確認しながら夫婦へリフォーム前の判断材料を説明する様子
施工者、現場責任者、工事内容、不具合時の対応、工事後の相談体制まで契約前に整理することで、納得してリフォーム業者を選びやすくなります。

まとめ


いいリフォーム業者を見分けるために必要なのは、相見積もりだけではありません。


確認してほしいのは、


・誰が施工するのか

・誰が判断するのか

・誰が責任を持つのか

・専門外の工事を誰と連携するのか

・工事後も家を見守ってくれるのか


ということです。


下請け業者が施工することが問題なのではありません。


施工体制と責任の流れを、お客様へ説明できるかが大切です。


もし今、リフォームの見積もりを取っているなら。


どの会社へ頼むか迷っているなら。


契約前に、施工者、現場責任者、不具合時の対応、工事後の付き合いについて確認してください。


写真や見積書があれば、そのままLINEで送っていただいて構いません。


何を確認すればよいか分からない場合は、


「ブログを見ました」


と一言送ってください。



その業者へ頼む前に、誰が最後まで家を見守るのか確認しましたか?


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