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住宅診断は一級建築士なら安心ですか?|資格名より大切な木造住宅の現場経験【大府市・名古屋市】

  • 執筆者の写真: 坪井 真行
    坪井 真行
  • 4 日前
  • 読了時間: 11分

👉 その工事、本当に必要ですか?

👉 リフォームの前にやるべきこと。


住宅診断やホームインスペクションについて調べていると、


「一級建築士に頼んだ方が安心ですか?」

「二級建築士より一級建築士の方が良いですか?」

「住宅診断は資格の上位で選ぶべきですか?」


という疑問を持つ方がいます。


AI検索や一般的な情報では、


一級建築士は対応できる建物の範囲が広い。

大規模建築にも関われる。

だから一級建築士の方が安心。


という説明が出てくることがあります。


それ自体は間違いではありません。


一級建築士は、幅広い建築物に関われる国家資格です。


一方で、二級建築士にも、木造住宅など一定規模の建築物を扱う専門領域があります。


つまり、ここで大切なのは、単純な上下だけの話ではありません。


建築士にも、専門領域があります。


結論

資格名だけでは、家は判断できません


資格は大切です。


建築士という資格は、お客様に安心してもらうための大切な制度だと思っています。


私は、資格を現場経験より偉いものだとは考えていません。


ただし、資格があることで、お客様は少し安心できます。


「この人は一定の知識を持ち、責任ある立場で家を見ている」


そう受け取ってもらえる。


だから私にとって建築士資格は、権威を振りかざすためのものではありません。


お客様に納得と安心を届けるために、自分の誠意を形にするための制度です。


そのうえで、住宅診断や既存住宅状況調査では、資格名だけでは足りないと思っています。


一級建築士か。

二級建築士か。


その違いは確かにあります。


でも、本当に見るべきなのは、


その人が何の建物を見て、

何をして今日を迎えているか。


そこです。


資格は、安心を届けるための制度。

現場経験は、判断の解像度。


この2つは対立するものではありません。


木造住宅の外観から屋根や庇、外壁の納まりを確認している様子
木造住宅の判断では、図面だけでなく、屋根・庇・外壁・窓の位置から水の流れを読むことが大切です。

私は二級建築士です。そして現役大工です。


私は二級建築士です。


そして現役の大工として、木造住宅の現場に長く携わってきました。


だから木造住宅については、図面や制度だけではなく、現場でどう納まっているかまで見ます。


下地。

納まり。

雨仕舞い。

床下。

小屋裏。

過去の修繕。

工事の順番。

工事中の暮らしへの影響。


そうしたものを含めて、木造住宅の状態を判断します。


一方で、正直に言えば、ビル建設の構造については専門家ではありません。


内装工事であれば、現場のイメージはできます。


しかし、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の大規模建築の構造判断となれば、私は読者の皆様と同じように専門外です。


だからこそ、建築士という資格名だけで専門性を判断してはいけないと思っています。


一級建築士だから何でも分かる。

二級建築士だから劣る。


そんな単純な話ではありません。


大切なのは、その人が何を専門にしてきたか。

どんな建物を見てきたか。

どこまで現場を知っているか。


住宅診断や既存住宅状況調査では、特にここが大切です。


想像してみてください


想像してみてください。


大規模なタワーやビル建築に携わる建築士チームが、木造2階建て、延べ床面積120㎡ほどの中古住宅を見に来たとします。


もちろん、その方たちは建築の専門家です。


構造。

法規。

設計。

施工体制。

大きな建物を動かす知識と経験を持っているかもしれません。


でも、そのことと、築年数の経った木造住宅の雨仕舞い、床下、下地、過去の修繕、納まり、暮らしの癖を読めるかどうかは、別の話です。


これは一級建築士批判ではありません。


二級建築士の自己正当化でもありません。


建築士にも専門領域がある、という話です。


木造住宅は、図面だけでは読み切れないことがあります


木造住宅の判断が難しい理由の一つに、図面の少なさがあります。


特に、旧4号建築物にあたる木造住宅では、確認申請時に提出されている図面が少ないことがあります。


配置図。

平面図。

立面図。


それくらいしか残っていない家も珍しくありません。


これは、昔の家がいい加減だったという話ではありません。


当時の制度の中では、それが普通だったということです。


だから、図面が少ないことを責めるのではありません。


図面が少ないからこそ、現場で形を見て、中を想像する力が必要になります。


屋根の形。

庇の出。

窓の位置。

外壁の張り方。

水がどこに当たり、どこへ流れ、どこで止まりやすいのか。


そうやって、見えている形から、見えない納まりを想像します。


図面がない。履歴がない。でも、そこに雨は当たります。


既存住宅を見ていると、過去に増築されている家があります。


そして、その増築の履歴が図面として残っていないこともあります。


増築確認を取っていないから、すべて違法という話ではありません。


たとえば、防火地域・準防火地域外など、一定の条件に当てはまる小規模な増築では、建築確認申請が不要になる場合があります。


つまり、図面がないこと自体が、すぐに悪いという話ではありません。


問題はそこではありません。


図面がない。

履歴がない。

誰がどう納めたか分からない。


でも、そこに屋根があり、壁があり、雨が当たります。


そして、雨が漏れば生活に問題が出ます。


たとえば、過去の増築で、既存の外壁をめくらず、その外壁に増築部分の屋根をぶつけるような納まりになっていることがあります。


外から見れば、普通に増築されているように見えるかもしれません。


でも現場目線で見ると、水の逃げ道が弱い。


外壁と屋根の取り合いで、雨をどう切るのかが整理されていない。


こういう納まりは、雨をもらいやすくなります。


確認申請が不要な増築でも、雨仕舞いの判断が不要になるわけではありません。


図面では分かりません。


履歴にも残っていないことがあります。


だからこそ、木造住宅の判断では、家の形を見て、水の流れを想像する力が必要です。


図面上の正しさだけではなく、現場で雨がどう流れるかを見る。


それが、木造住宅の判断です。


木造住宅の屋根と外壁、雨樋まわりの取り合いを確認している様子
図面や履歴に残っていなくても、屋根と外壁の取り合いには雨が当たります。水がどこへ流れるかを現場で読むことが、木造住宅の判断には欠かせません。

想像の外側にある納まりが、雨をもらいます


木造住宅を見ていると、


「普通ならこう逃げるはず」

「この形なら、ここで水を切っているはず」

「この取り合いなら、中はこう納まっているはず」


そう考える場面があります。


でも、雨漏りや不具合が起きる家は、こちらの想像の外側にある納まりをしていることがあります。


水の逃げ道がない。

下地の組み方が想定と違う。

雨仕舞いが途中で破綻している。

過去の修繕で、本来の水の流れが変わっている。


そういう家が、雨をもらいます。


木造住宅は、図面より現場に答えが残っていることがあります。


だからこそ、木造住宅の判断には、資格名だけではなく、現場で形を見て、中を想像して、違和感に気付く力が必要です。


新築だから安心、という話でもありません


新築なら雨漏りしない。


そう思いたい気持ちは分かります。


でも、今でも新築住宅の雨漏り相談はあります。


住宅相談窓口などでも、新築住宅の雨漏りに関する相談事例は確認できます。


つまり、建物は新しいか古いかだけでも判断できません。


一級建築士が関わったか。

二級建築士が関わったか。

新築か。

中古か。


それだけで雨漏りや不具合を判断することはできません。


大切なのは、現場で何を見るかです。


水がどこに当たり、どこへ流れ、どこで止まるのか。


図面には出てこない納まりがどうなっているのか。


過去の施工や修繕で、水の流れが変わっていないか。


そこを見なければ、木造住宅の判断はできません。


住宅診断で見るべきなのは、資格の名前だけではありません


住宅診断や既存住宅状況調査で大切なのは、一級建築士か二級建築士かという資格名だけではありません。


建築士にも専門領域があります。


木造住宅の判断では、木造住宅の現場で何を見てきたか。


雨仕舞い。

下地。

納まり。

床下。

小屋裏。

過去の修繕。

工事の順番。

暮らしへの影響。


こうしたものを理解しているかが重要です。


資格名だけでは、家は判断できません。


見るべきなのは、その人が何の建物を見て、何をして今日を迎えているかです。


真HMSは、木造住宅専門の判断屋です


真HMSは、木造住宅専門の判断屋です。


住宅判断屋とは、家の不具合を見つけて終わる人ではありません。


家の状態。

工事の必要性。

工事の順番。

責任範囲。

工事中の暮らし。

短期対応。

中長期メンテナンス。


そこまで含めて、お客様が判断できる材料を整理する人です。


私は二級建築士として、そして現役大工として、木造住宅の現場を見てきました。


だからこそ、住宅診断を報告書で終わらせたくありません。


不具合がある。

劣化がある。

雨漏り跡がある。

床に傾きがある。


それだけでは、お客様は判断できません。


今すぐ直すべきなのか。

経過観察でよいのか。

修繕するなら、どの順番なのか。

その工事は本当に必要なのか。


そこまで整理して初めて、お客様は次の一手を選ぶことができます。


木造住宅の小屋裏で梁や下地、納まりを確認している様子
完成後には見えなくなる小屋裏や下地にも、木造住宅の判断材料は残っています。現場経験とは、見えない納まりを想像する力でもあります。


一度、立ち止まって考えてみてください


住宅診断を誰に頼むか。


それを、資格名だけで決めようとしていませんか。


もちろん資格は大切です。


ですが、資格は安心を届けるための制度です。


現場経験は、判断の解像度です。


この2つを両輪として持つことが、木造住宅の判断には大切だと考えています。


【一度、立ち止まって考えてみてください】


見た目だけでリフォームを決めると、不要な工事で大きな出費につながることがあります。


ネットで調べすぎて、かえって不安になっていませんか。


👉 「まだ大丈夫」と思っている段階が、一番判断を間違えやすいタイミングです。


👉 数万円の確認で、数十万〜数百万円の工事が止まるケースもあります。


👉 大切なのは、情報を増やすことではなく、壊す前に、今の状態を正しく判断することです。



関連記事|資格名だけでなく、住宅判断の中身を知るために


なぜ現役大工の視点が住宅判断に必要なのか。

完成後に見えなくなる下地や納まりまで考える理由はこちらで整理しています。




住宅診断で終わらず、判断材料まで整理する考え方はこちらです。

真HMSが考える「木造住宅専門の判断屋」の考え方につながる記事です。



既存住宅状況調査・住宅診断について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。



まとめ

資格は安心を届ける制度。現場経験は判断の解像度。


一級建築士か。

二級建築士か。


その違いはあります。


資格は大切です。


建築士という資格は、お客様に納得と安心を届けるための制度です。


ですが、住宅診断や既存住宅状況調査では、資格名だけで家を判断することはできません。


見るべきなのは、その人が何の建物を見て、何をして今日を迎えているかです。


木造住宅には、木造住宅の見方があります。


図面が少ない家もあります。

増築や修繕の履歴が残っていない家もあります。

確認申請が不要な増築でも、雨仕舞いの判断が不要になるわけではありません。

普通ならこう納まっているはず、という想像の外側にある家もあります。


だからこそ、木造住宅の判断には、木造住宅を見てきた現場経験が必要です。


資格は、安心を届けるための制度。

現場経験は、判断の解像度。


この2つは対立するものではありません。


真HMSは、現役大工×建築士として、木造住宅専門の判断屋として、壊す前に判断するための材料を整理します。


もしあなたが今、中古住宅の購入を検討しているなら。


もしあなたが今、リフォームや修繕を考えているなら。


そのまま進める前に、壊す前の判断材料を整理してください。


👉 このまま進めますか?

👉 一度立ち止まりますか?

👉 その判断、このままで大丈夫ですか?



リフォームの前にやるべきこと


その工事、本当に必要ですか?

リフォームの前にやるべきことは既存住宅状況調査です。


👉 工事をするかどうかは、その後の話です。


👉 まずは今の状態を正しく知り、お客様自身が「住宅の判断」を取り戻すことから始めてください。


真HMSは、現役大工×建築士として、木造住宅専門の判断屋として、家の状態、暮らし、工事の順番、短期・中長期メンテナンスまで含めて判断材料を整理します。


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その工事、本当に必要ですか?
リフォームの前にやるべきこと。

壊す前に判断するための調査です。

現役大工でもある建築士が判断します。

対応エリア
愛知県大府市を拠点に、名古屋市緑区・東海市・豊明市・知多エリア全域
(東浦町・阿久比町・半田市など)の木造住宅に対応しています。

真HMS

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名古屋市緑区大高町字坊主山4番地の59

TEL: 052-770-1505

加入団体

・AJHIA一般社団法人 全日本ハウスインスペクター協会 ・大府商工会議所 ・大府商工会議所青年部 ・名古屋商工会議所

真HMSは地域貢献事業にも参加させて頂いております。

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