既存住宅状況調査(住宅診断・ホームインスペクション)の本当の価値|「これで安心して購入できます」と言っていただけた話【大府市・名古屋市】
- 坪井 真行

- 5月30日
- 読了時間: 7分
👉 その工事、本当に必要ですか?
👉 リフォームの前にやるべきこと。
中古住宅の購入を検討していると、
築年数が古い
床の傾きが気になる
雨漏りしていないだろうか
シロアリ被害は大丈夫だろうか
そんな不安が出てくることがあります。
今回、三重県四日市市のお客様より、既存住宅状況調査(住宅診断・ホームインスペクション)のご依頼をいただきました。
調査後、お客様からいただいた言葉があります。
「これで安心して購入できます。」
私は、この言葉こそが既存住宅状況調査の本当の価値だと思っています。
結論
ホームインスペクションの価値は「不具合探し」ではありません
既存住宅状況調査(住宅診断・ホームインスペクション)の価値は、ただ不具合を探すことではありません。本当に大切なのは、
今の状態を整理すること
良い部分と注意点を把握すること
今すぐ工事が必要かどうかを判断すること
お客様自身が住宅の判断をできる状態になることです。
今回の調査も、「欠陥を見つけるため」ではなく、「安心して購入できるかどうかを判断するため」の調査でした。

見た目だけでは判断できない。だから調査依頼をいただきました
今回の住宅は平成5年建築。築年数だけを見れば、決して新しい住宅ではありません。
中古住宅を購入する立場からすれば、
本当に大丈夫だろうか
見えない部分に問題はないだろうか
購入後に大きな修繕費が発生しないだろうか
と考えるのは当然です。
実際、見た目だけでは判断できません。床下は見えません。小屋裏も見えません。構造材も見えません。だからこそ、既存住宅状況調査のご依頼をいただきました。
そして現地で、床下・小屋裏・外部・内部を確認しました。
その結果、大きな問題は確認されませんでした。劣化事象も数点程度でした。
ここが今回の記事で一番伝えたい部分です。
「調査した結果、大きな問題はありませんでした。」
これもまた、立派で価値のある調査結果なのです。

真HMSが考える既存住宅状況調査の価値
真HMSは、工事を売るためではなく、工事の前に必要な判断材料を整理する住宅判断屋です。既存住宅状況調査は、住宅診断であり、壊す前に判断するための調査です。
売らない。煽らない。判断させる。そして、お客様に「住宅の判断」を取り戻してもらう。それが真HMSの基本姿勢です。
ホームインスペクションについて、「意味がない」「無駄だ」という意見を見ることがあります。ですが私はそうは思いません。
ただし、不具合発見だけを価値にしてしまうと、本来の価値を見失ってしまうと思っています。
調査で見えたのは不具合だけではありません。木造住宅の「本当の価値」です
今回の住宅は、市場では築30年超の住宅として扱われます。一般的には「建物価値はほとんど無い」という評価になることもあります。
しかし現場で確認すると、そう単純な話ではありませんでした。
私は大工として25年近く木造住宅に携わってきました。その目で今回の住宅を見ると、今では簡単に再現できない価値が残っていました。
屋根の造り
建物全体の納まり
職人の手仕事
当時の施主の想い
市場価格だけでは見えない価値が確実にあります。
調査終了後、私はお客様へこうお伝えしました。
「調査で確認できた範囲では、超優良物件だと思います。」
もちろん住宅に絶対はありません。ですが、床下、小屋裏、構造、外部、内部をこの目で確認した上で、私は「安心して住み続けられる可能性の高い住宅」だと判断しました。
その後、お客様からいただいた言葉が、あの「これで安心して購入できます。」でした。
逆に言えば、見た目だけでも、築年数だけでも、価格だけでも、住宅は判断できません。だからこそ、現地で確認し、良い部分と注意点を整理する必要があるのです。

【一度、立ち止まって考えてみてください】
見た目だけでリフォームを決めると、不要な工事で大きな出費につながることがあります。ネットで調べすぎて、かえって不安になっていませんか。
「まだ大丈夫」と思っている段階が、一番判断を間違えやすいタイミングです。
数万円の確認で、数十万〜数百万円の工事が止まるケースもあります。
大切なのことは、情報を増やすことではなく、壊す前に、今の状態を正しく判断することです。
今回も報告書だけで終わらない調査となりました。
私たちの調査では、報告書を渡して終わりではありません。
調査後、私たちは以下の資料を作成しました。
詳細な調査報告書
補足資料(短期メンテナンス計画)
補足資料(中長期メンテナンス計画)
これらを作成した上で、Zoomによるオンライン報告会を実施しました。
そこで、
今後注意するポイント
修繕の優先順位
これからの維持管理の考え方
をお客様と一緒に整理しました。
現場は生ものです。住宅は一棟一棟違います。だから、報告書だけでは判断できない部分があるのです。
今回いただいた費用は7万円未満でした。決して安い金額ではありません。
しかし、数千万円規模にもなる住宅購入という人生の大きな決断に対して、現状把握・注意点の整理・中長期計画・確かな判断材料を手に入れることができた。私は十分価値のある調査だったと思っています。
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まとめ
既存住宅状況調査(住宅診断・ホームインスペクション)の価値は、不具合を探すことではありません。住宅の状態を整理し、お客様自身が判断できる状態になることです。
今回のお客様からいただいた、「これで安心して購入できます。」という言葉が、既存住宅状況調査の本当の価値を表していると思います。
私はその住宅が売れるかどうかに利害関係はありません。お客様が迷いや不安を整理し、納得して判断できる状態になった。それが今回の調査で一番大きな成果だったと思います。
もしあなたが今、工事を検討しているなら
もしあなたが今、工事を検討しているなら。
もしあなたが今、見積もりを取っているなら。
そのまま進める前に、壊す前の判断材料を整理してください。
今悩んでいるその工事は、そのまま進めれば数十万円〜数百万円の出費になります。
状態を確認しないまま進めた場合、不要な工事や、後からさらに費用がかかる修繕につながるケースがあります。
そして一番大きいのは、今の段階でしかできない判断を失うことです。
このまま進めますか?
一度立ち止まりますか?
その判断、このままで大丈夫ですか?
その工事、本当に必要ですか?
リフォームの前にやるべきことは既存住宅状況調査(住宅診断・ホームインスペクション)です。工事をするかどうかは、その後の話です。
真HMSでは、現役大工×建築士として、住宅の健康な部分と注意すべき部分を冷静に整理し、お客様が納得して判断できる材料をお渡ししています。まずは今の状態を正しく知り、お客様自身が「住宅の判断」を取り戻すことから始めてください。
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