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実家のリフォームを考えている方へ。その優しさが、将来の負担になっていませんか?

執筆者の写真: 坪井 真行
坪井 真行
5月1日
読了時間: 9分

更新日:5月30日


👉 その工事、本当に必要ですか?

👉 リフォームの前にやるべきこと。


結論

実家のリフォームを考える時は、" 古いから直す"" 傷んでいるから直す"ではなく、

" この家をこれからどうするのか"を先に整理することが大切です。


実家のリフォームは単なる工事ではありません。


親世代の暮らし、

子世代との関わり、

相続、

売却、

空き家、


こうした将来の選択肢と深く関わる「資産判断」です。


親孝行のつもりで行ったリフォームが、

数年後には使われなくなってしまうこともあります。


だからこそ、


壊す前に判断する。


直す前に整理する。


それが後悔しない実家判断の第一歩です。



真HMS(マコトホームメンテナンスサービス)は、

既存住宅状況調査(住宅診断・ホームインスペクション)=壊す前に判断するための調査

を通じて、お客様に住宅の判断を取り戻していただくためのお手伝いをしています。



実家のリフォームは「工事」ではなく「資産判断」です


大府市・名古屋市緑区周辺でも、

実家のリフォームについてのご相談をいただくことがあります。


しかし実際には、


・親のこれから

・子ども世代との距離

・相続

・売却

・空き家になる可能性


など、


単なる修繕ではなく人生設計そのものに関わるケースが少なくありません。


実家のリフォームを考える時、


本当に最初に考えるべきなのは、

「どこを直すか」

ではなく、

「この家をこれからどうしていくのか」

です。


実家のリフォームを検討する戸建住宅の外観 大府市 名古屋市
築年数や見た目だけで判断していませんか?実家の判断は、その先の暮らし方まで含めて考える必要があります。

家ばかり見ていると、工事しか答えがなくなります


現場で25年近く木造住宅に携わってきて、

強く感じることがあります。


家だけを見て判断すると、


・古いから直そう

・傷んでいるから全部やろう

・せっかくだからまとめて工事しよう


という方向へ進みやすくなります。


ですが本来見るべきなのは、


・誰が住むのか

・あと何年使うのか

・子世代はどう関わるのか

・売却の可能性はあるのか

・相続時にどうなるのか


という「これから」です。


ここまで読んで、


「でも、うちの実家は築40年を超えているから話が違うのでは?」


そう思われた方もいるかもしれません。


ですが現場では、

築50年でも元気な家があります。

逆に、

築20年でも大きな問題を抱えている家があります。

私は築年数そのものより、

「その家が今どういう状態なのか」

を重視しています。


▼もし築年数が気になっているなら、こちらの記事も参考にしてみてください。



なぜ実家の判断は難しいのか


実家のリフォームで難しいのは、


誰も間違っていないことです。


親は子どものために。


子どもは親のために。


お互いを思っているのに、

結果としてズレた判断になることがあります。


これは感情の問題ではありません。


👉 情報と視点が揃っていない


ことが原因です。


だからこそ、


工事を決める前に、

まず判断材料を整理する必要があります。



私が「全部やらなくていい」と言って怒られた話


以前、

60代女性の一人暮らしの方からご相談をいただきました。


娘さんは3人とも海外で活躍されており、

生活や資金面で困っている状況ではありませんでした。


ご相談内容は、


・キッチン

・リビング

・和室

・二階寝室


ほぼ家全体に近いリフォームでした。


理由を伺うと、


「娘たちが帰ってきた時にきれいにしておきたい」


「法事の時に整えておきたい」


という、ご家族を思うお気持ちでした。


ただ、


実際の暮らしを見てみると、


本当に困っていたのはキッチンだったのです。


リフォーム判断前の古いキッチン設備 実家住宅の現況確認
本当に困っている場所はどこですか?工事範囲と困りごとが一致しているとは限りません。


設備は古く、使い勝手も良くありませんでした。


しかし帰省は年に1回程度。


そこで私は、


キッチンを中心に整え、


その他の部分は必要になった時で良いのではないか


とご提案しました。


当時勤めていた会社では、


「なぜもっと大きな工事にしなかったのか」


と叱られました。


ですが私は、


その時必要だったのは売上ではなく、


その方の暮らしに合った判断だと思いました。


この話は今から15年ほど前の出来事です。


当時は今よりも物価も人件費も安く、


工事費の負担も軽い時代でした。


それでも私は、


全面改修ではなく、


必要な場所を優先するべきだと考えました。


今はさらに、


工事費も上がり、


一つ一つの判断の重さも増しています。


現役大工による住宅診断と現地調査の様子
工事の前に整理する。現場で確認しながら優先順位を決めることが住宅判断の第一歩です。


その3年後にいただいた一本の電話


その3年後、


お母様は突然亡くなられました。


家は解体され、


土地として次の世代へ引き継がれることになりました。


後日、


娘さんから一本のお電話をいただきました。


「あの時、全部直していなくて本当に良かったです。」


「あの判断だったから、今の整理も前向きに進められました。」


その言葉が今も強く残っています。



実家リフォームを急がない方が良い3つのサイン


① 誰が住むのか決まっていない

将来住む人が決まっていない状態での大型リフォームは慎重に考えたいところです。


② 相続や売却の可能性がある

今後の方向性によって必要な工事は大きく変わります。


③ 困っている場所と工事範囲が一致していない

キッチンしか困っていないのに、家全体を改修する必要があるとは限りません。



なぜなら、


あの時もし数百万円をかけて全面改修していたとしても、


結果的にその工事はほとんど活かされなかった可能性があるからです。


もちろん未来は誰にも分かりません。


ですが、


未来が分からないからこそ、


工事の前に整理する。


それが住宅判断だと思っています。


実家解体前に行うお祓いと家族の区切り
工事が終わりではありません。実家の判断には、こうした区切りの時間も含まれています。

判断とは、工事をすることではなく、想いを整理することでもあります。


実家には思い出があります。


家族の歴史があります。


だからこそ、


工事の金額だけではなく、


その家をどう受け継いでいくのかも含めて考える必要があります。


実家解体工事の様子と将来の土地活用判断
実家の判断は「今」だけでなく、その先の世代まで見据えて考える必要があります。

業者の話だけで進むとどうなるか


家だけを見れば、


リフォームは必要に見えます。


なぜなら、


業者は「直す前提」で話をするからです。


もちろんそれ自体は悪いことではありません。


ですが、


その話の中には、


・売却という選択

・住み替えという選択

・相続という選択

・土地活用という選択


が入りにくいこともあります。


だからこそ、


一度立ち止まる必要があります。


実家の答えは「リフォーム」だけではありません


実家をどうするかという判断は、


単純に


「直すか」


「壊すか」


だけではありません。


・売却する

・住み替える

・最低限整える

・賃貸として活用する

・子世代へ引き継ぐ

・何もしない


という選択肢もあります。


もし今、


「リフォームと建替え、どちらが良いのだろう」


と迷っているなら、


▼こちらの記事も参考になるかもしれません。


実家の判断で迷ったらこちらもご覧ください


実家の問題は、


リフォームだけの話ではありません。


相続、

空き家、

住み替え、

将来の活用まで含めた判断が必要になります。


もし今、


「親が元気なうちに話しておくべきだろうか」


「実家をどう残すべきだろうか」


▼そう感じているなら、こちらの記事もご覧ください。



結局、一番大切なのは「判断」です


工事をするか。


しないか。


売却するか。


住み続けるか。


その前に必要なのは、


住宅の状態と将来の選択肢を整理することです。


もし今、


「何から考えれば良いのか分からない」


そう感じているなら、


▼まずはこちらの記事から読んでみてください。



なぜ真HMSは工事より判断を優先するのか


私は現役大工として25年近く現場に立ってきました。


その中で感じているのは、


工事をした後では戻れないことがある


ということです。


だからこそ、


真HMSは工事を売る前に、


判断材料を整理することを大切にしています。


▼その考え方については、こちらの記事で詳しくお伝えしています。


【一度、立ち止まって考えてみてください】


実家のリフォームは、


優しさから始まることが多いと思います。


ですが、


その優しさが数年後、


大きな負担になってしまうこともあります。


だからこそ、


工事を決める前に、


家族で話し合う。


状態を整理する。


選択肢を確認する。


そんな時間を持っていただきたいと思います。


まとめ

実家のリフォームは、単なる工事ではありません。


親世代の想い。


子世代の現実。


相続や売却。


将来の暮らし方。


それらを含めた「資産判断」です。


「あの時、全部直していなくて本当に良かった」


娘さんからいただいたその言葉は、


今も私の中に残っています。


壊す前に判断する。


直す前に整理する。


その考え方が、


ご家族にとって後悔の少ない選択につながるかもしれません。


私は大工として、


家の寿命だけを見ているわけではありません。


その家で過ごす家族の時間や、


将来後悔しないための判断材料を見ています。



最後に


工事をするかどうかを決めるのはお客様です。


ただし、判断材料が整理されていない状態では、

売主・買主・仲介、全員が迷いやすくなります。


現場は生ものです。


だからこそ、


👉 壊す前に判断すること


が大切です。


もしあなたが今、工事を検討しているなら。


もしあなたが今、見積もりを取っているなら。


そのまま進める前に、


壊す前の判断材料を整理してください。



👉 今悩んでいるその工事は、

そのまま進めれば、数十万円〜数百万円の出費になります。


👉 状態を確認しないまま進めた場合、

不要な工事や、後からさらに費用がかかる修繕につながるケースがあります。


👉 そして一番大きいのは、今の段階でしかできない判断を失うことです。




👉 このまま進めますか?


👉 一度立ち止まりますか?


👉 その判断、このままで大丈夫ですか?



その工事、本当に必要ですか?

リフォームの前にやるべきことは既存住宅状況調査です。


👉 工事をするかどうかは、その後の話です。


👉 まずは今の状態を正しく知り、


お客様自身が「住宅の判断」を取り戻すことから始めてください。


▼住宅診断について詳しくはこちら



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