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リフォームを考えるなら、まず構造と築年数を確認してください壁の中身が分からなければ、工事計画も見積もりも立てられません【大府市・名古屋市】

執筆者の写真: 坪井 真行
坪井 真行
7月4日
読了時間: 8分

更新日:7月5日


真HMSは、大府市・名古屋市周辺で、木造住宅の既存住宅状況調査・住宅診断・ホームインスペクション・リフォーム前相談を行う、現役大工×二級建築士の木造住宅専門の判断屋です。


「その工事、本当に必要ですか?」という視点で、建物の状態と工事前の判断材料を整理し、必要であれば工事完了まで責任を持って対応しています。


結論:工事名より先に、建物の前提条件を確認してください


リフォームを考え始めると、多くの方は、


「外壁塗装」

「雨漏り修理」

「床張り替え」

「断熱リフォーム」


といった工事名や会社選びから検索することが多いと思います。


しかし、木造住宅のリフォームでは、工事名だけでは判断できません。


その建物が木造なのか。

築何年なのか。

どの時代の考え方で建てられた住宅なのか。


この前提条件によって、確認すべき箇所や施工の考え方は変わります。


まず建物を知らなければ、リフォームの正しい判断はできません。


相見積もりの前に、確認すべきことがあります


AIやGoogleで検索すると、


「相見積もりは3社取りましょう」

「価格だけで判断しないようにしましょう」

「口コミや実績を確認しましょう」


という情報が多く出てきます。


もちろん、それ自体が間違いではありません。


ただし、それはすでに「何の工事をするのか」が決まっている人の話です。


実際の現場では、何の工事をするのかを決める前に、確認しなければならないことがあります。


その工事は本当に必要なのか。

今やるべきなのか。

数年後でもよいのか。

部分補修でよいのか。

先に中身を確認すべきなのか。


この順番を飛ばして見積もり金額だけを比べても、判断の前提がそろいません。


金額を比べる前に、まず工事計画の前提を整理することが大切です。


木造住宅は、築年数によって中身が変わります


私は木造住宅を専門にしています。


木造住宅は、建てられた時代によって造り方や考え方が大きく変わってきました。


床組み一つ見ても、昔ながらの根太組みなのか、構造用合板を使った剛床工法なのかで考え方は変わります。


特に断熱施工については、私の感覚ではおよそ15年ほど前から現場での考え方が大きく変わってきました。


私自身もその頃に断熱施工を本格的に学びました。


それ以前の住宅では、断熱材が入っているかどうかだけでなく、現場で「どのように施工されているか」まで確認しなければ、本当の状態は見えてきません。



【外壁をめくって構造が見えている写真】

大府市・名古屋市周辺の木造住宅で、外壁を撤去して壁内の構造や下地を確認している様子
外壁を撤去すると、普段は見えない木下地や壁内の状態が確認できます。リフォームでは、表面の仕上げだけでなく、壁の中身を見て工事範囲を判断することが大切です。


確認した内容

外壁撤去後に、普段は隠れている木下地や壁内の状態を目視で確認しました。


真HMSの判断

外壁や断熱のリフォームでは、表面の仕上げだけで判断せず、壁内を確認したうえで工事範囲を整理する必要があります。

写真だけでは建物全体の状態までは断定できません。


次に確認すべきこと

撤去範囲の下地の傷み、断熱材の有無、雨水の侵入跡、通気や防湿の状態を確認する必要があります。


現場で見えてきた断熱施工の現実

断熱工事については、長い間あまり重要視されてこなかった時代がありました。

実際の現場で壁や床を開けると、

無断熱。

断熱材の欠損。

ただ置いてあるだけ。

ただ並べてあるだけ。

こうした住宅を数多く見てきました。


実際、私が過去にめくった現場でも、断熱材が製品の袋に入ったままギュウギュウに押し込まれ、湿気でカビて壁の底に落ちていた住宅が何軒もありました。


これでは、入っていないのと同じです。


断熱材は、「入っている」ことではなく、隙間なく、湿気や防湿層、気流止めまで考えて施工されて初めて意味があります。


【下屋小屋裏から2階壁裏を見ている断熱欠損写真】

下屋小屋裏から2階壁裏を確認し、木造住宅の断熱材欠損を確認している写真
下屋の小屋裏から2階壁裏を確認した様子です。外からは分からない断熱材の欠損が見えるため、断熱リフォームや壁工事では現地確認が重要になります。


確認した内容

下屋の小屋裏から、目視できる範囲で2階壁裏の断熱材の施工状況を確認しました。

外からは見えない断熱材の欠損を確認しました。


真HMSの判断

今回確認できた範囲では、断熱材の欠損が見られました。

断熱性能だけでなく、壁内結露や湿気の影響も考慮し、工事前に原因を確認すべき状態だと判断します。


次に確認すべきこと

欠損の範囲、湿気やカビの有無、雨漏り跡の有無、他の部屋や方角でも同じ状態があるかを確認する必要があります。

断熱材を入れ直すだけでなく、壁内に湿気を残さない施工が必要です。


中身が分からないと、見積もりは比較できません


壁の裏側が土壁なのか。

グラスウールなのか。

吹付ウレタンなのか。


それだけで、用意する材料も、使う道具も、必要な人工も変わります。


建物の中身が分かっていなければ、正確な工事計画は立てられません。


工事計画が立てられないということは、本当の意味では見積もれないということです。


表面だけを見て出された見積もりで工事を始めると、


「壁を開けたら下地が思ったより傷んでいた」

「予定していた施工方法では納まらなかった」

「追加工事が必要になった」


ということが起こります。


これは金額の問題だけではありません。


工程変更、職人の再手配、生活への影響にもつながります。


だからこそ、見積もりを比べる前に、まず建物の中身を確認する必要があります。


【床をめくって床組みが見えている写真】

木造住宅の床をめくり、床組みや床下の状態を確認している写真
床をめくると、床組みや下地、床下の状態が見えてきます。築年数や工法によって、床材の張り替えだけで済むのか、下地や床下まで確認すべきか判断が変わります。


確認した内容

床材撤去後に、床組み・下地・床下の空間を目視で確認しました。


真HMSの判断

床の張り替えだけで済むのか、床組みの補修や床下の湿気・断熱対策まで行うべきなのかを、築年数や工法を踏まえて整理する必要があります。


次に確認すべきこと

床下の湿気、床の傾き、床組みの傷み、断熱材の有無、工事中の生活動線への影響を確認する必要があります。


床工事は、暮らしへの影響が出やすい工事です。


建物だけでなく、工事中にどの部屋が使えなくなるかまで考えて判断します。


真HMSの住宅判断とは

真HMSは、工事を売りつける会社ではありません。


不安を煽って無理に見積もりを取らせる会社でもありません。


調査で不具合を確認しても、そのまま強引に工事へつなげることはしません。


確認できた事実をもとに、お客様の家族構成、今後の暮らし方、人生設計、ご希望、ご予算に照らし合わせて、


今すぐ対応すること。

短期・中長期で備えること。

現時点では工事不要とすること。


へ整理します。


例えば、あと10年ほどでお子様が独立する予定なら、子ども部屋の床を全面改修するより、建物を守るための雨漏り修理へ予算を回した方がよい場合があります。


同じ建物の不具合でも、お客様のこれからの暮らし方によって、出すべき判断は変わります。


必要な工事があり、お客様が納得して工事を希望する場合は、必要な専門職を選定し、施工管理を行い、工事完了まで責任を持って対応します。


これが、真HMSの住宅判断です。


まとめ:リフォームは、工事名から決めないでください


リフォームを考えるとき、最初に決めるべきなのは工事名ではありません。


まず確認すべきなのは、


建物の構造。

築年数。

壁や床の中身。

これからの家族の暮らし方。

です。


前提が分からないまま相見積もりを比べても、本当の比較にはなりません。


まず構造と築年数から建物の中身を整理し、必要な工事と、今は行わない工事を分けること。


そこまで整理してから工事を考えても、決して遅くはありません。


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リフォーム会社ごとの専門性を考える前提となる基本記事です。



見積もりを金額表ではなく、工事計画として見るための記事です。



保留か、短期・中長期か、工事不要かを整理した真HMSの中核記事です。



完成後に見えなくなる下地や現場一次情報の重要性を整理した記事です。



契約前に建物の状態と判断材料を整理したい方はこちらをご覧ください。


最後に、、その工事、本当に必要ですか?


もし今、リフォームの計画や見積もりで迷っているなら、そのまま契約してしまう前に一度ご相談ください。


写真や図面、契約前の見積書があれば、LINEで送っていただくだけで構いません。


「うちの場合はどう考えればいいのだろう」


と思ったら、まずは


「ブログを見ました」


と一言メッセージを送ってください。


真HMSでは、建物の状態とお客様の暮らし方を整理し、必要な工事と今は行わない工事を分けて判断材料をご提案します。


お客様が納得したうえで工事が必要となった場合には、必要な専門職を選定し、施工管理から工事完了まで責任を持って対応します。




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