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そのC値、本物ですか?SNSの高性能住宅に惑わされないための、大工25年の実践講義【大府市・名古屋市】

  • 執筆者の写真: 坪井 真行
    坪井 真行
  • 4月17日
  • 読了時間: 10分

👉 その工事、本当に必要ですか?

👉 リフォームの前にやるべきこと。


住宅に不具合や不安が出た時、

すぐに「直さなきゃ」と思いがちです。


ですが本当に大切なのは、

いきなり工事を進めることではなく、


“今どうなっているか”を正しく知り、

“どうしていくか”の判断材料を持つことです。


真HMS(マコトホームメンテナンスサービス)は、


売らない

煽らない

判断させるを基本思想として、「住まいの判断材料を整理する専門(住宅判断屋)」として活動しています。既存住宅状況調査(住宅診断・ホームインスペクション)は、 壊す前に判断するための調査です。


結論|SNSの“高性能住宅”で後悔しないための3つの判断基準


まず結論です。


① C値やUA値の数字だけでは、本当の住宅性能は判断できません。

② 本当に見るべきなのは、「どう設計され、どう施工されたか」です。

③ 高性能住宅ほど、“現場精度”と“施工思想”が結果を左右します。


最近、大府市や名古屋市周辺でも、 「高気密高断熱だから安心」 「C値が良いから性能が高い」 「SNSで人気の工務店だから大丈夫」という流れで家づくりが進むケースをよく見ます。ですが現場では、 数字は良くても、納まり・防湿・通気・施工精度に違和感が残る

というケースも実際にあります。


だから真HMSは、「数字を見るな」ではなく、「数字の中身まで見てください」とお伝えしています。


■先程、大府市のお客様から聞いた話です


先程お伺いした大府市のお客様から、こんな話を伺いました。

「息子が家を建てるらしくて、SNSを見始めたら色々言うようになったんです。

高気密、高断熱、C値、UA値……。でも正直、どこまで信じていいのか分からないんです。」この話、よく分かります。


私もSNSは見ます。建築情報も見ます。勉強になる発信も沢山あります。ですがその一方で、「間違いではない。でも、現場の実態まで語れているだろうか」と感じることも少なくありません。


結論から言います。

性能の数字は大切です。 ですが、数字だけで判断するのは危険です。


住宅のUA値計算結果と断熱性能資料|大府市・名古屋市の高性能住宅設計
性能は計算で見える部分があります。ですが、計算書だけでは暮らしや施工精度までは語れません。


■SNSに溢れる“数字”が、あなたの判断を狂わせることがあります


SNSでは、こんな言葉をよく見かけます。

「高気密・高断熱です」

「C値〇.〇です」

「UA値が良いです」

「この断熱材だから安心です」

どれも完全な間違いではありません。性能は大事です。数字も大事です。


ですが問題は、その先です。

その断熱性能は、どんな設計思想で成立しているのか。

その気密性能は、どこを気密ラインとして考えているのか。

その数値は、どの工程で測ったのか。

完成後も、その性能が維持される施工になっているのか。


ここまで見ないと、「お客様にとっての判断材料」としては足りません。


■SNSは「カタログ」です。現場は「手術室」です


私はSNSを見るなとは思いません。むしろ、利用した方がいいと思っています。

ですが、 見た情報をそのまま信じるのではなく、 判断材料として整理することが大切です。


SNSは「カタログ」です。

現場は「手術室」です。

カタログの綺麗さと、執刀する人の腕は別物です。


現場では、

図面では綺麗でも、実際には施工が成立していない

数字は良いのに、湿気や通気の考え方が弱い

納まり優先で、本来必要な施工が省略されるということも起こります。


だから私は、「性能が良いらしい」ではなく、 「実際に成立しているか」を見るようにしています。


■私の家も、自分で施工して性能を確認しています


ここで、私自身の話をします。

私の家は築11年です。

自分で施工に関わって建てた家です。


断熱仕様も考え、気密は可変気密調湿シートで施工し、完成時に気密測定もしています。


その結果、 C値0.4でした。


数字だけ見れば、確かに良い数字だと思います。ですが、私が本当に伝えたいのは、 「11年住んで実際どうか」です。


冬、外気温0℃近い日でも、リビングのエアコンを21℃設定にしておけば、 家族が長袖Tシャツで全室過ごせるくらいの室内環境です。


これは営業トークではありません。


実際に施工し、住み続け、11年間使ってきた一次情報です。だから私は、 性能そのものを否定したいわけではありません。むしろ、 性能は大切だと思っています。


ですがその一方で、 性能は“数字があるから安心”ではなく、 “実際に成立しているから価値がある”とも思っています。


高気密住宅の気密測定結果報告書|C値0.4の実測データ
完成時の気密測定結果。数字の価値は理解しています。そのうえで、数字だけでは足りないと考えています。

■UA値だけでは、暮らしは語れません


UA値は大切です。ですが実際の暮らしは、 UA値だけでは語り切れません。


例えば、

通気層の厚み

空気の入口と出口

夏場の排熱

湿気の逃がし方

熱の伝わり方

日射取得

ここまで含めて、初めて“性能”になります。


つまり、 UA値が良い=暮らしまで全部保証されるではありません。

家は、計算書の中で暮らすわけではないからです。


屋根断熱施工中の現場写真|通気層と施工精度を確認する大工施工
断熱は、材料名だけでなく、納まり・通気・施工精度まで見て初めて性能になります。

■断熱は「製品と設計」。気密は「設計と施工」です


ここを混同している情報は非常に多いです。断熱は、製品性能の影響が大きい。

ですが気密は違います。


気密は製品名だけでは決まりません。

設計と、それを現場で成立させる施工で決まります。


つまり、

断熱=製品+設計

気密=設計+施工精度

です。


さらに言えば、 気密は、施工者の知識とモラルが強く出ます。どこを気密ラインとして考えているのか。そのラインを、本当に連続させているのか。ここが雑なら、 数字だけ綺麗な“演出された高性能住宅”になる可能性もあります。


可変気密調湿シート施工中の室内写真|高気密施工の現場状況
気密は“何を使ったか”ではなく、“どこでどう連続させたか”が重要です。


■そのC値、本物ですか?


ここが、今回一番伝えたい部分です。

私は、C値の数字だけでは高気密とは判断しません。

その数字に至るまでの過程を見ます。


私の家の気密測定をしてくれた測定士の方が、こんな話をしていました。

「ユニットバスまわりやコンセントまわりは漏気が出やすい。現場によっては、気密テープなどで是正しながら再測定を繰り返すこともある。」この話を聞いて、私は強く思いました。


本当に見るべきなのは最後の数字ではない。

何回測ったのか。

なぜその数値になったのか。

どこを是正したのか。

そこを見るべきだと。


住宅内部で行う気密測定作業の様子|高気密住宅のC値測定
C値は大切です。ですが本当に見るべきなのは、その数字がどの工程で、どう測られたかです。


■「測定」ですか?それとも“演出”ですか?


ここも、お客様にぜひ考えてほしい部分です。

例えば、 コンセントまわりを測定時だけ気密テープで塞ぐという話があります。


では、

そのテープを剥がしたらどうなるのか。

引き渡し後も成立している施工なのか。


ここが大事です。

気密テープを使うこと自体が悪いと言いたいわけではありません。


問題は、

「測定のための一時的な演出」なのか、

「引き渡し後も残る最終仕様」なのかです。


家の性能を上げているのか。

検査用紙の数字だけを上げているのか。


ここは、お客様自身が一度立ち止まって考えてほしい部分です。


住宅断熱仕様と性能計算資料|高性能住宅の設計内容確認
数字だけでなく、「どう成立している性能なのか」まで確認することが重要です。

■既存住宅で断熱や気密をやり直すのは簡単ではありません


ここも、ぜひ知っておいていただきたい部分です。

断熱や気密は、 「後から少し足せばいい」というほど簡単な話ではありません。


本気で断熱改修を行う場合、


壁や天井の解体

気密ラインの再構築

防湿と通気の整合

既存構造との取り合い


まで考える必要があります。


つまり、 断熱リフォームは“性能を作り直す工事”と言っていいレベルのケースもあります。大府市や名古屋市周辺でも、 無理な高断熱化によって、逆に湿気問題を抱えるケースは十分あり得ます。だからこそ私は、 最初の設計と判断が非常に重要だと考えています。


【一度、立ち止まって考えてみてください】


その性能、本当に中身まで見ていますか?

その説明は、現場の実態まで含めて説明されていますか?

その家は、完成後も暮らしを支える状態になっていますか?



真HMS(マコトホームメンテナンスサービス)は、 現役大工×建築士として、 壊す前に判断するという考え方を大切にしています。


■「見積もりの見方」が分からないと、性能住宅でも判断を誤ります


最近は、

「高性能仕様」

「断熱グレード」

「気密施工費」


など、見積書が非常に複雑化しています。

ですが、 “性能っぽい言葉”が増えるほど、 お客様側が中身を判断しにくくなるという現実もあります。だからこそ、 「何にお金がかかっているのか」 「本当に必要な施工なのか」 「数字を作るための費用になっていないか」を整理することが大切です。

見積もりの見方についてはこちら


■現役大工×建築士が見る意味を詳しく知りたい方へ

なぜ真HMSが「住宅判断屋」として活動しているのか。

なぜ現場一次情報を重視するのか。

詳しくはこちらでもまとめています。


まとめ

その「高性能」、本当に中身まで見ていますか?

C値やUA値は、大切な判断材料です。

ですが本当に重要なのは、 その数字が どう設計され、どう施工され、 実際の暮らしで成立しているのかです。


住宅は、数字だけでは語れません。

通気

防湿

納まり

施工精度

現場判断まで含めて、初めて「性能」になります。


だからこそ真HMSは、 “性能っぽい言葉”だけで判断するのではなく、 「今どういう状態なのか」 「本当に必要な仕様なのか」を整理することを大切にしています。


■結局、一番大切なのは「判断」です


性能の数字は大切です。ですが、 数字だけで住宅の価値は決まりません。本当に必要なのは、 工事前に判断材料を整理することです。


真HMSは、 お客様に住宅の判断を取り戻してもらうために、 壊す前に判断するという考え方を発信しています。


住宅判断について詳しくはこちら



最後に


もしあなたが今、 工事を検討しているなら。 性能住宅を比較しているなら。 SNSの情報に迷っているなら。そのまま進める前に、 壊す前の判断材料を整理してください。

まだ何も決まっていない時こそ、一番冷静に判断できるタイミングです。



真HMS(マコトホームメンテナンスサービス)は、 大府市・名古屋市周辺で、 現役大工×建築士が中立に診る住宅判断屋として、お客様の大切な家族と財産を守るための判断材料を整理しています。


もしあなたが今、工事を検討しているなら。

もしあなたが今、見積もりを取っているなら。


そのまま進める前に、壊す前の判断材料を整理してください。


今悩んでいるその工事は、そのまま進めれば、数十万円〜数百万円の出費になります。


状態を確認しないまま進めた場合、不要な工事や、後からさらに費用がかかる修繕につながるケースがあります。


そして一番大きいのは、今の段階でしかできない判断を失うことです。






このまま進めますか?

一度立ち止まりますか?

その判断、このままで大丈夫ですか?


その工事、本当に必要ですか?

リフォームの前にやるべきことは既存住宅状況調査です。

工事をするかどうかは、その後の話です。

まずは今の状態を正しく知り、

お客様自身が「住宅の判断」を取り戻すことから始めてください。



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(東浦町・阿久比町・半田市など)の木造住宅に対応しています。

真HMS

真二級建築士事務所 愛知県知事登録(ろー7)第7799号

名古屋市緑区大高町字坊主山4番地の59

TEL: 052-770-1505

加入団体

・AJHIA一般社団法人 全日本ハウスインスペクター協会 ・大府商工会議所 ・大府商工会議所青年部 ・名古屋商工会議所

真HMSは地域貢献事業にも参加させて頂いております。

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