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大府市中央町の木造住宅を住宅診断|既存住宅状況調査事例

■調査概要
・所在地 :大府市中央町
・築年数 :不明  図面・修繕履歴情報無し(木造住宅2階建て)
・依頼者 :不動産業者 様
・依頼内容:不動産取引や今後の活用に向けた判断材料として、既存住宅状況調査をご依頼いただきました。

■調査で確認した内容

構造耐力上主要な部分に係る調査部位

・基礎 土台及び床組 床 柱及び梁 外壁及び軒裏 バルコニー 内壁 天井 小屋組み

 蟻害(腐朽・腐食調査) 

雨水の浸入を防止する部分に係る調査部位

・外壁 軒裏 バルコニー 内壁 天井 小屋組み 屋根

■主な指摘事項

・北面基礎のひび割れ補修跡

・外壁(換気扇フードまわり)のひび割れ

・ペントハウス内壁・天井の雨漏り跡

・屋根材のひび割れ

・屋根ビスの不適切な施工

・ペントハウス入口ドアの建付け不良

・キッチン水栓からの漏水

調査結果(総評)

調査の結果、基礎のひび割れ補修跡、外壁のひび割れ、屋根材のひび割れ、ペントハウス内の雨漏り跡、キッチン水栓からの漏水などが確認されました。

一方で、光学測定機器による床の測定では、1階・2階ともに良好な水準を維持しており、床の傾きは施工誤差の範囲と考えられる軽微なものでした。また、基礎に見られたひび割れについても0.5mm幅を超えるものは確認されませんでした。

床下潜入調査および小屋裏調査も実施しましたが、シロアリ被害や床下配管の異常は確認されませんでした。

ペントハウス内には過去の雨漏り跡が確認されたものの、現状は内装復旧されており、床の水準にも大きな異常は見られなかったことから、建物全体として構造上の大きな問題が発生している可能性は低いと考えられます。

築年数相応の劣化や補修が望ましい箇所は見受けられましたが、現時点で建物利用に大きな支障を与える構造上の問題は確認されませんでした。

■真HMSの判断

北面基礎には過去のひび割れ補修跡が複数確認され、一部に軽微なひび割れも見受けられましたが、0.5mm幅を超えるひび割れは確認されませんでした。

光学測定機器による床の測定では、ペントハウスを除く1階・2階の床傾斜は±3/1000程度と軽微であり、建物全体が不同沈下している可能性は低いと判断しました。ペントハウス内で確認された床の傾斜や建具不良、雨漏り跡についても、建物全体の構造異常ではなく、局所的な施工精度や経年劣化による影響と考えられます。

また、屋根材のひび割れや不適切な位置へのビス施工が確認されました。過去の雨漏りとの関連性は否定できないものの、調査時点で建物全体の安全性に大きな影響を与える状態ではないと判断しました。

床下潜入調査ではシロアリ被害や配管異常は確認されませんでした。

以上の調査結果を総合的に判断し、築年数相応の劣化や補修が望ましい箇所は見受けられるものの、現時点で建物利用に大きな支障を与える構造上の問題は確認されませんでした。

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※今回の判断は当該建物の調査結果に基づくものであり、同様の症状が見られる全ての建物に当てはまるものではありません。

お客様にお伝えした内容

今回の建物は、直ちに大規模改修や建替えを検討しなければならない状態ではありませんでした。

一方で、屋根材のひび割れや過去の雨漏り跡、外壁のひび割れなど、今後の維持管理を考える上で注意すべき劣化事象は確認されています。

そのため、

・屋根の定期点検

・雨漏りの再発確認

・外壁の経過観察

・漏水している水栓の修理

を優先的に実施することをお勧めしました。

また、現時点で建物全体の構造的な問題は確認されていないことから、売却・賃貸・保有活用といった今後の事業計画については十分検討可能な状態であることをお伝えしました。

建物の価値を維持するためには、問題が大きくなってからまとめて修繕するのではなく、必要な箇所を適切なタイミングで維持管理していくことが重要であることも併せてご説明しました。

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