
建築士の知識と、大工が知る現場の真実と技術。必要な工事を見極め、必要なら直す。
【東浦町・O様邸】
大手ハウスメーカーの雨漏り解決|原因特定による「部分修繕」の判断事例
■ 事例の要約
相談内容: 約10年前から、原因不明の雨漏りが長期間続いており、内装まで傷んでいる。
複数社が現場を見に来て、補修工事を実施したが改善されない。
真の課題: 外装表面ではなく、内部の「一次防水層」の施工不備。
判断結果: 👉 全面改修は不要 👉 部分修繕で対応可能
■ 真HMSの判断
調査の結果、雨漏りの原因は出窓周辺ではなく、帯部周辺から侵入した雨水が内部を伝っていた可能性が高いと判断しました。
また、外壁全体に経年劣化は見られましたが、建物全体の張替えが必要な状態ではありませんでした。
そのため、
・全面改修する方法・雨漏り原因箇所のみ部分修繕する方法の両方をご提案しました。お客様と協議した結果、費用対効果を考慮し、今回は原因箇所を中心とした部分修繕を行うこととなりました。
■ お客様へご提案した選択肢
案①:全面張替
メリット・将来的なメンテナンス周期を揃えられる
デメリット・費用が大きい
案②:部分修繕
メリット・必要最小限の工事で済む・費用を抑えられる
デメリット・将来的に他面の補修が必要になる可能性がある・美観に影響する場合がある。
(※既存外壁が廃盤となっている場合、補修箇所のみ柄や色が異なる場合があります。)
今回採用した方法
部分修繕理由:調査の結果、原因箇所が特定でき、構造体にも問題が確認されなかったため、全面張替と部分修繕、それぞれのメリット・デメリットをご説明しました。
そのうえで、お客様と十分に協議を行い、費用対効果や建物の状態を踏まえ、今回は部分修繕を採用しました。
※今回は雨漏りの解決を最優先とし、建物全体の健全性も確認できたため、費用対効果を考慮して部分修繕をご提案しました。外観の統一感を重視する場合は全面改修という選択肢もありますが、本件では必要以上の工事を避けることを優先しています。
■現場判断と施工のプロセス
【1】内部の腐食状況を確認
